卵色マット釉 ’141201BMY

薄卵色のマット釉。鉄分が粒状に釉表情となって表れています。マットの状態はしっとりとしたいいマットになっているので鉄分の種類をいじってみるとまた違って面白いかも知れません。(1230℃  磁器土に施釉、ただの白土もほぼ同様の結果)

↓ 赤土バージョン
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赤土に施釉したところ少し黄緑がかる。

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今日の作業風景 ☆≡

鳥の子マット ’141201TY  

釉薬の名前ですがオリジナルで作っているので適当に名づけてます。テストピース片手に色辞典のようなもので似た色の名称を当ててるだけ。なめし革の薄色っていったところが実際の印象かな。1230-1260℃(↑1230 ℃ 白土)

↓(1230℃ 赤土)
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結果は赤土の方が良好な雰囲気。少し黄味がかっているので和のラインの器に合いそうです。

石膏型枠作りの準備 -Plaster mold casting-

今日は石膏型を使って作りたい作品があるのでその型枠を作るための準備。表面ツルツルの合板をひたすらディスクグラインダーでカットしてました。便利な道具なんですが間違えると指を落としかねないの安全には充分注意しての作業です。音がめちゃ怖い(>_<)

作品表現と作成方法の引き出しを増やすため色々模索する日々は続きます。

青マグネシア結晶釉 ’141201BTC

この釉薬綺麗です。画像処理してそうな色だけど撮ったまんまの色。結晶作用が斑点などを作り出していますがそれが宙に瞬く星のような印象に。*1230℃ OF ↑の写真は磁器土に施釉

↓白土バージョン
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↓ちょい赤土バージョン 個人的にはこれが好きかな。器の表面に凸凹を作って濃淡を楽しんだらいい雰囲気になりそう。
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*マクロ写真なので実際この斑点はそれほど目立たずちょうどいい雰囲気に。

気づき

当たり前過ぎて気づけていない・・・

器を削る際、バランスに気を配って鏡で全体のシルエットを確認しながら見る角度を変えながらとやっているけど、その削ってる器は口縁の方が高台部よりも乾いている、高台はまだ口縁に比べ乾いていない、つまり、既に乾燥速度が変わってしまっている器をその時点で削りでバランスを取ったとしても既にバランスが崩れている。高台の方をちょっと大きめに削らないと焼きあがった時に理想とする形にならないよね?ってことを。いま気づいてしまった。奥が深すぎるモノ作り。でも作ることでも何でも当たり前のところに実は深い気づきがあったりするのかも。

まだまだ多いんだろうな気づけていないこと。

青マット ’141201BM

もうちょっと紫っぽいイメージで作ったのですが見ての通り青マットに。(*白土に施釉、上部は2重掛け。↑写真)しかもイメージよりも溶けていない。1230℃+20℃で再焼成してみます。珪石をフリントに代えてテストして見ようかな。

↓磁器土バージョン
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↓ちょい赤土バージョン
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いずれにしてもいまいちなので要再テストです。

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*体験作品…11/12まで作成分本日発送します。11/12以前に作られている作品は全て焼成が完了しております。連絡のない方はメールがスパム扱いされてしまった可能性があります。ご確認ください。

 

溶岩釉 -Lava Glaze- ‘141201Y

上の釉薬の表情、新しい!!気もするんですが、たぶんおそらく最初はルーシーリーからはじめ現代作家だとアメリカのアダム・シルヴァーマンが釉肌の表情として魅せているものです。

* 『lava glaze』で画像検索するとどのようなものか分かると思います。(上の写真は白土に施釉)

何回か調合してきて失敗続きだったのですがやっと出来上がりました☆手で触れた感じはそのまま溶岩のようで手ががさつきで切れるような鋭さはありません。釉薬を発泡させることによりこのような表情に。いや~、今まで釉薬調合でなかなか自分が思ったような結果が得られなかったのですがかなり打率が上がってきました。今までコントロールできていなかったものが出来出しているそんな感覚が楽しいです。

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↑赤土に。当然ながら別色に発色。

本来自分が作りたい釉薬ではありませんが様々な引き出しが増えるのはいいことですよね。オブジェや花器などに使うと面白そうです。