マットな粉引きマグ *釉等、天然素材のみ使用

テカテカした透明釉がかかっていない、なのに汚れづらい。そんな粉引きマグを作ってみました。写真からだとかなりマット感が強いですが実際はしっとりした落ち着いたマット。

R0016796

粉引きの雰囲気いいものですよね。でも結構気を付けて使わないとすぐ汚れが…。中には1回使っただけで汚れてしまうものや、水漏れまで起こすものも。

そこで貫入が少なくまた汚れづらいセミマットな釉薬を新たに調合し焼成温度のコントロールにも気をつけて焼いてみました。家に持ち帰ってお茶やコーヒーなどを実際に飲み1ヶ月ほどテストしてみましたが殆ど汚れが見らません。

後日、WEBにて販売予定です☆

国宝展へ

先週の葉山美術館に続き、今週は紅葉が美しい上野へぶらぶら散歩しながら行ってきました。

R0016838

いまはちょうど色とりどりの葉が目を楽しませてくれますね。葉っぱひとつとっても色んな形があって面白いなぁと思いつつ

国宝展 東京国立博物館 へ

平日だから空いているのかと思いきやいつも通り入場規制。あの教科書でおなじみの漢委奴国王の「金印」が11/18から展示されてるとのこと。でも本当の目的は土偶と火焔型土器。

企画展の展示場は人人人。書や仏像、工芸など広く日本の国宝が展示されていましたがゆっくり鑑賞できるはずもなく。話題の金印も近寄れないほどの人で遠目にチェック。古への想いを馳せることもなく終了~。展示されていた土偶は全て1/1レプリカを作ったことがあるので何だか親近感がすごい(笑)ビーナス、合掌土偶はしっかり目に焼き付けてきました。また、作ってみようかな。火焔型土器はやはり全ての展示物の中で一番心惹かれしばらくソファーに座って眺めていました。造形美がほんと綺麗。作ってみたい気持ち衝動が。

常設展はやっぱりガラ空きなんですがゆっくり見れるしいいです。陶芸でいうと黒楽茶碗 -長次郎作-の黒が素晴らしい色合いです。黒は簡単に色を出せるのですが最もバリエーションのある色でもあり中々難しい色です。あのしっとりとしたマットで色気のある黒、いいですね。

帰りはアメ横を抜けとんかつの「山家」でロースかつ定食700円を食べ大満足♪揚げたてはやっぱり美味しいですね。

*写真は撮っちゃいけないのに無視しながら撮る外国人の方がちらほら(>_<)館内は写真ダメだよ~

きょうのティーポット

またまたティーポット。(題名はきょうのワンコ風?)ストックがとりあえず150個になるまで作り続ける予定。自信作で150~200個のティーポットの在庫ができたら個展をやろうかと思ってます。今後は名前を売っていかなきゃですね。写真をこうやって撮って載せていますが撮る角度や寄り方によって実際と違って見えることも。

現段階では蓋の形状、注ぎ口の形状、取っ手、ボディの形など様々なパターンを作りよりいいティーポット、急須を探っています。

今日の作業紹介 -茶漉し-

ティーポットの茶こしを制作中。右側に見えるステンレスの道具を使って一個一個開けていきます。茶葉の侵入を防ぎ、お湯の出も良くなるようになるべく多くの穴を開けていきます。土が乾かないよう手早く、リズムよく。金属製の網カゴを入れる場合もありますが陶製の方がより一層茶葉本来の香りを楽しめます。

ワンタッチで穴を開けられるような道具を使って作っているイメージの方も多いかも知れませんが全部手作業なんです。

↓ 仮づけした状態の茶漉し
R0016790