トチ渋 -酸化被膜の除去-

お休みの日、娘を連れて公園に散歩~だったはずが

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どんぐりのヘタを見つけて急きょどんぐり拾い。
宝ものが落ちてるっ!子供より一生懸命にどんぐりのヘタ
だけ拾う大人。きっとヤバい光景だったに違いないですが
違うんです(笑)

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で、何でどんぐりのヘタを拾っているかというと・・・
織部(緑色の器ですね)など酸化銅が入ったものを焼くと焼成の徐冷時に器表面に曇りというか濁りのようなくすみが出来てしまうんです。それを除去するトチ渋というのがなんとどんぐりのヘタで出来てしまう!

希釈した塩酸でサクッと、お酢でのんびり除去することもできるんですがより自然で安全安心、古陶の味わい貫入染みを味わうにはどんぐりが◎。柿渋で木の色を出したりもするからトチ渋も他の使い方ができそうですね。自然の恵みは素晴らしい!

*ちなみに、私は器に塩酸はあまり使いたくないです。

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-自己流トチ渋のつくり方&渋抜き-
・どんぐりのヘタ1㎏に対し水1~2リットル入れる(時間がないときは熱湯で)⇒ 最低2週間ぐらい放置 ⇒水がまっ茶色になる(これがトチ渋) ⇒ 器をトチ渋に⇒ 2日ぐらい経ったら取り出す(お好みでどうぞ) ⇒ 水洗い ⇒ 乾燥 ⇒ 2~3日の間は急激に貫入染みや色の変化がおきる。 ⇒ 終了~

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